楽天・銀次 北京五輪金の陵侑パワーで“飛躍”誓う、母校・盛岡中央の後輩

[ 2022年2月8日 05:30 ]

タッチアップで走る楽天・銀次。ジャンプして本塁に滑り込んでテレマーク姿勢でピタッと着地する(撮影・篠原岳夫)
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 後輩に負けてられない!楽天・銀次にとって北京冬季五輪のスキージャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑は母校・盛岡中央の後輩。「岩手魂」を胸に、今度は自分が日本一に貢献して東北を盛り上げることを誓った。

 「盛岡中央から世界一ですよ。めちゃくちゃうれしい」。モチベーションは上がり、バットを握る手にも自然と力が入った。7日のフリー打撃は29スイング中、安打性の当たりは柵越え4本を含む15本で「下半身が安定して打席で粘りが出ている」とうなずいた。

 18年4月13日の「がんばろう東北シリーズ」の西武戦(楽天生命)は小林陵が始球式を務め、銀次は「5番・一塁」で先発出場した。「今年もまた始球式に来てほしい。直接“おめでとう”と言いたい。次は僕が捕手で球を受けます」とラブコールを送った。

 昨季は新型コロナに感染した影響もあり、35試合の出場にとどまった。内野の定位置争いはし烈だが「優勝と日本一に貢献して、東北や岩手の人に喜んでもらう」。岩手の誉れとして、9年ぶりの歓喜を届けることしか頭にない。(重光 晋太郎)

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2022年2月8日のニュース