赤星憲広氏 指導終え、日本ハム・五十幡は「素晴らしいスピードの持ち主」

[ 2022年2月8日 05:30 ]

日本ハム・五十幡(右)を指導する臨時コーチの赤星氏(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・五十幡は素晴らしいスピードの持ち主だと改めて感じた。一方で、昨年の盗塁(成功9、失敗1)の映像を見ると、スピードに頼りがちな部分があった。スタート、スライディングを磨くことで、一昨年の周東のように、警戒された中でも盗塁できる選手になれる。

 私の現役時代は浮かせた右足のかかとを地面に着けてスタートを切っていた。イメージは「動から動」。現役時代の話をして、五十幡に「僕はどうしたらいいのかな」と考えてほしかった。スライディングに関しては今までより、半歩から1歩ベースに近いところで接地すれば、スピードが落ちないとアドバイスした。すぐ改良したスライディングをしてくれて修正力と貪欲さを示してくれた。実戦の中で技術を高めれば64盗塁(赤星氏のシーズン最多盗塁)の可能性は十分にある。そのためには打率、出塁率が必要。僕も60以上盗塁した時は打率3割以上を残していた。キャンプを通じていかに打撃技術を上げていけるかが鍵になる。(スポニチ本紙評論家)

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2022年2月8日のニュース