新庄監督 初の対外試合はプレハブ小屋で采配 試合途中からベンチへ 外野守備細かく指示

[ 2022年2月8日 14:21 ]

<練習試合 阪神・日本ハム>4回、ベンチで選手を出迎える新庄監督(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハム・新庄剛志監督(50)が8日、就任後初の対外試合となる阪神戦(宜野座)に臨んだ。

 スタメンが発表され、「3番・三塁」に万波、「4番・遊撃」に五十幡を配した。2人は外野手登録だが、内野手として起用。2番から6番打者まで本職ではないポジションで起用する“大シャッフル”で、早速新庄流を炸裂させた。選手自身も場内アナウンスで知った様子で、驚きの表情を浮かべていた。

 初回から、阪神先発の左腕・及川に対し、早速、杉谷、野村の連打で無死二、三塁とチャンスメイク。新庄監督はベンチ入りせず、一塁側のプレハブ小屋の中から戦況を見守り、拍手をおくった。6番・王柏融が押し出し四球で先制すると、7番・今川の左前2点適時打で3点を先取した。新庄監督は小屋から今川に手を振って称え、稲田直人一塁コーチに知らされた今川がぺこりとお辞儀するシーンもあった。

 守備では3回、近本が放った三遊間を抜けそうな打球を、遊撃の五十幡が逆シングルでジャンピングキャッチ。俊足を生かした好反応を見せた。

 新庄監督は4回の守備から小屋を出て、ベンチ入り。大きな身振り手振りで外野の守備位置で指示を出した。打者・小幡の時には、ベンチの前に出て右翼・今川を右中間まで寄せ、中堅・細川を左中間、左翼・野村を左翼線に寄せるシフトを指示。続く打者・江越を迎えると、逆バージョンで全体を右に寄せるシフトを指示。最後に河野が見逃し三振に打ち取ると、選手よりも前に出て選手を出迎えた。4回裏が終わると、再び小屋に戻った。

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