日本ハム・新庄ビッグボス サプライズで花火ショー 沖縄に球春到来告げた「涙腺がヤバい」

[ 2022年2月1日 05:30 ]

花火大会で花火を指さす新庄監督(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムの新庄剛志監督(50)がキャンプイン前日となった31日、沖縄・名護でサプライズの花火ショーを開催した。江戸時代に慰霊と疫病退散を願って始まったとされるのが花火大会。新監督は新型コロナウイルスの収束、医療従事者への感謝、キャンプに臨む選手への激励の意味を込めた。ど派手な「前夜祭」を成功させたビッグボス。きょう1日、いよいよキャンプに突入する。

 夜空を見上げる目頭が思わず熱くなった。タピックスタジアム名護の左翼後方、沖縄の海に打ち上げられた花火。鎮魂の願いが込められた約2200発。自らカウントダウンして始まった17分間のサプライズ花火ショーを終えると、自らマイクを握ってこう語りかけた。

 「感動して言葉が出ない。“俺、監督として戻ってこられたんだ”と思ったら、涙腺がヤバくなりました。選手が元気いっぱい暴れてくれると思います。本当に思い出に残ります。ありがとうございます」

 午後6時34分開始のサプライズイベント。自ら企画し作製された開催要項には「主催:BIGBOSS」と記されていた。花火だけでなく、音楽にもこだわった。東儀秀樹の「慰霊鎮魂の花火」から始まり、「春到来メドレー」と題してケツメイシの「さくら」、キャンディーズの「春一番」、森山直太朗の「さくら」、松任谷由実の「春よ、来い」の4曲が続いた。フィナーレは「BIGBOSS応援パート」と題してレゲエ歌手のHARTYが歌う「%1」、「BIGBOSS」がショーを彩った。

 1軍選手は、感染対策として宿舎の自室で花火を観賞。金子、杉谷ら多数の選手がインスタライブで「中継」し、ファンに花火の様子を届けた。「名護にいるみんなだけじゃなく、各地でキャンプを張るプロ野球チーム、さらには日本中のすべての人に“思い”が届けばいいなと思います」と指揮官。名護から日本中へ熱い思いを発信した。

 現役引退した06年以来、16年ぶりに監督として舞い戻ったキャンプ地・名護。「いよいよ名護と国頭の地で新生ファイターズが始動します」。初日は2軍の国頭視察から始まる。ミスター・サプライズ。新庄監督のキャンプが今日、スタートする。(東尾 洋樹)

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