阪神・秋山 新フォームは止まってひねる!! 「ガラッと変えるくらいのイメージで」

[ 2022年2月1日 05:30 ]

1月30日にブルペン投球した際の阪神・秋山
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 “止まる”ことが大きな進化につながる。秋山が、新フォームに取り組んでいることを宣言。捻転動作を加えるため、左足を上げて着地する際に体を制止するイメージを持って腕を振っている。

 「(体を)止めないと、捻転動作が出ないので。(昨年から)ずっとしたかったんで、この(キャンプ前の)タイミング、時期だったのかなって感じ」

 先乗り合同自主トレでブルペン入りした30日もマウンド上で「今年は体を止めて」と意識付けしながら感触を確かめた。左足を上げ、前に踏み出して着地する時、早く体が前に倒れなければ「間」ができ、捻転につなげられる。「気持ち止まる、では意味ないと思う。ガラッと変えるくらいのイメージではいます」。大胆な変更も示唆しており、オフにずっと取り組んできた「ひねり」をボールに乗せるため、沖縄でベストなフォームを探っていくつもりだ。

 「それ(着地した後に体が前にいくこと)で(打者との)距離も詰めていたし難しいところではあるんで、キャンプ中に戻すかもしれない」

 競争に身を置いた例年とは違い、2年連続2桁勝利をマークした右腕には幸い、試行錯誤する時間がある。「しっかり投げ込んで準備したい」。昨年同様に1000球超えをノルマに設定し、フォーム固めに注力する。

 矢野監督も開幕投手の候補として挙げる背番号21。ローテーションの1人としてではなく、大黒柱の自覚を胸に挑む13年目が幕を開ける。(遠藤 礼)

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2022年2月1日のニュース