広島 異例の1軍陸路移動 宮崎・日南まで新幹線と長距離バス使い空路回避

[ 2022年2月1日 05:30 ]

<広島キャンプ>宿舎に到着した栗林
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 広島1軍は31日、首脳陣や選手33人が異例の陸路移動で1次キャンプ地の宮崎・日南へ入った。新型コロナウイルス感染対策で、佐々岡監督は「2軍ではあったけど、1軍はなかなかない。コロナ対策だし、みんなが理解した上での移動なので従うだけ」と語った。

 広島発午前10時28分と同55分発の2便に分かれ、新幹線で約2時間かけて熊本県の新八代へ。そこから日南までは約170キロ。チャーターしたバス3台に分乗し、高速道と県道を走ること2時間半。宿舎到着は1台目が午後2時55分、2台目と3台目は午後3時25分だった。

 1軍では球団初の試み。鈴木清明球団本部長は「飛行機で感染が起こると、(席の)前後は濃厚接触になってしまう。(新幹線と航空機を)乗り換えると一般客と出会う機会も増える。バスは待つことがないし、(移動)時間はそう変わらないと思う」と説明した。

 例年だと広島~博多が新幹線、福岡~宮崎は航空機を使い、空港から日南までの約40キロのみがバスだった。陸路での長距離バス移動に、厳しい世相が映し出されていた。

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2022年2月1日のニュース