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牧田和久 戦力外通告の元侍ジャパン守護神が現役続行を目指す理由 TV密着番組で告白

[ 2021年12月29日 12:49 ]

楽天時代の牧田
Photo By スポニチ

 今季限りで楽天から戦力外通告を受けた牧田和久投手(37)が28日放送のTBS「プロ野球戦力外通告」(後11・00)に出演した。

 牧田は日本通運から10年ドラフト2位で西武に入団。1年目に22セーブを挙げ、新人王に輝いた。13年、17年には侍ジャパンとしてWBCにも出場し守護神も務めた。18年からパドレスでプレー。19年に戦力外通告を受けると、20年から2年契約で楽天入り。今季は17試合で0勝0敗2ホールド、防御率3.31。9月5日に出場選手登録を抹消されて以降、2軍調整が続いていた。

 「一言で言えば不完全燃焼。完全燃焼できてないことがあったので、最後は燃え尽きて終わりたいじゃないですか。やっぱりやり切ったなという達成感というか、もういいかなというぐらいなないと納得できないというか」と心境を語った。

 37歳で現役続行を目指す理由は家族の存在。昨年8歳年下のシュウさんと結婚し、7月には長女が誕生した。「物心つくのはいつか分からないですけど、それまでは野球選手でいたいなというのもありましたし、そういう目標があるので、まだここで完全燃焼するまでやりたいなと思います」と牧田。

 妻と交際を始めたのはメジャーに挑戦した18年。鳴り物入りでパドレスに移籍したが、わずか1カ月でマイナーリーグに降格、人生初の挫折を牧田を支えたのがシュウさんだった。シュウさんは東京でデザイナーをしながら米国を行き来し、牧田を精神的にサポート。当時の牧田は「アメリカに残るのか日本に帰るのかで…今もずっと考えてるけど頭痛くなるし…」などと悩みをシュウさんに打ち明けていたが、シュウさんは「どちらに行っても楽しいことも苦しいこともあるよね マキちゃんがどちらを選ぼうとサポートするよ」などとメッセージを送っていた。

 そうして今年10月26日に戦力外通告。「最低でも40まではいきたいなっていうのがあったんで、これが一人だったら引退というか違う道を考えるかもしれないんですけど、家族がいるっていうことが一番大きい部分かなという風に思いますね」。プロ復帰を目指すために、真っ先に考えられるのが、12球団合同トライアウトだったが、「受けないっていうふうに決めてましたね。あくまでもトライアウトが自分の最後の場所だとは思ってないんで。自分のやってきたものもありますし、自信もあるんで」と牧田。今年2軍では防御率0.33、1軍でも8月まで防御率2.25と好調をキープしていたために、トライアウトを受けずにオファーを待つことを決断した。

 だが投球練習を続けながらオファーを待ったが、トライアウトが終わった後も連絡はなし。「焦りとか不安はありますけど、なるようにしかならないのかなと」。楽天の本拠地・仙台からの引っ越し準備を始めた夜に電話が鳴ったが、洗濯機の取り外し連絡の電話だった。その後、東京で連絡を待ったが、連絡はなし。さらに日本ハムがトライアウトで元巨人で26歳の古川侑利投手を獲得したとのニュースを見ると、「若さですよね。そこには勝てないというわけじゃないですけど、やっぱり37ですし。年齢はあると思います」と弱気な発言も。「正直後悔ではないんですけど、トライアウト受けとけばよかったなと思うんですよね。結果論言ってもしょうがないんでね」とも話した。

 その後もオファーがない中、牧田はシュウさんに「いつまで待つか決めてる?」と聞かれ、「キャンプで呼ばれる可能性もあるし、キャンプで呼ばれなくても開幕前という時もあるだろうし。本当に待てるとしたら開幕。開幕まで」と決断を下した。オファーを待つ間は社会人時代に在籍した日本通運のグラウンドを借りて練習を続ける。「ここで練習をさせてもらうと自分も気合が入るというか、奮い立たせるものがあるし。現状厳しい状況ではあると思うんですけど、まだまだ妻にも娘にもNPBでやってる姿を見せたいんで、気持ちを強く持ってあきらめずやっていきたいと思います」と前を向いた。

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