阪神・栄枝は現状維持 藤浪から「おもしろい」と評されたインサイドワークで来季梅野、坂本に挑戦

[ 2021年11月21日 14:00 ]

契約更改を終え、会見する栄枝裕貴(代表撮影)
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 阪神・栄枝裕貴捕手(23)が21日、西宮市内の球団事務所で交渉し、年俸800万円の現状維持で契約を更改した。

 立命大から20年ドラフト4位で入団し、ウエスタン・リーグでは47試合、打率・257、1本塁打、18打点。3月下旬に右肋骨を疲労骨折して出遅れ、優勝争いの最中だった10月12日に初昇格しながら翌日の練習中に再び同箇所を疲労骨折し、出場がないまま15日に登録を外れた。「ケガが2回あった。最後やっと1軍に上がったところで、もう一回ケガしてしまったのが、ちょっとつらかったじゃないですけど…」と振り返った。

 6月に復帰してから2軍で実戦経験を積み、ウエスタン・リーグ優勝とファーム日本一に貢献。2軍戦でバッテリーを組んだ藤浪から「リードがおもしろい」と評価されたこともある。「梅野さんや坂本さんがどんな組み立てをしているのか。動画で見て“ここはこうした方がいいんじゃないですか”と伝えながら組み立てた」。登板前後で書き込む“栄枝ノート”でも研究を重ねてきた。

 「やっぱり1年間1軍にいたい。梅野さん、坂本さんがいるので簡単にいけるとは思っていないが、レギュラーを奪う気持ちで来年はやっていきたい」

 高知高の後輩にあたる森木大智がドラフト1位で加入予定で、「連絡もあった。バッテリーを組みたい。そうなったら地元の高知県も盛り上がると思う」と“再会”を心待ちにした。

 同じ捕手の長坂は50万円減の年俸700万円、片山は現状維持の年俸420万円で契約を更改した。(金額はすべて推定)

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2021年11月21日のニュース