阪神・佐藤蓮は60万円ダウン 同期で同姓の佐藤輝には「意識する部分はある。負けないぞという気持ち」

[ 2021年11月21日 12:00 ]

契約更改を終え、会見する佐藤蓮(代表撮影)
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 阪神・佐藤蓮投手(23)が21日、西宮市内の球団事務所で交渉し、60万円減の年俸940万円で契約を更改した。

 「1軍で投げられなかったので…という話だった。来年はもっとレベルを上げていきたい」

 20年ドラフト3位で入団して1年目は1軍登板なく終了。ウエスタン・リーグでは16試合で3勝1敗、防御率5・71で、計34回2/3で33四死球を与えた制球が課題だった。

 「1軍にキャンプに連れて行ってもらって、思うようにできないスタートだったけど、その頃から比べると、やってきたことがプレーとしてできている。やってきたことは間違いではない、と感じている。コントロールに関しても、ある程度ゾーンの中に投げられるというのはある」

 同期で同じ佐藤姓の佐藤輝は球団新人最多を更新する24本塁打を記録するなど1年目から活躍した。

 「キャンプも一緒に1軍でやって、意識する部分はスゴくある。悔しい気持ち。悔しさを晴らすのはグラウンドだけ。負けないぞという気持ちで取り組んでいきたい」

 ユニホームの背ネームは佐藤輝の「SATO」に対して「SATOH」。1メートル88、101キロの堂々の体格から最速155キロを誇り、潜在能力は決して劣らない。「自分の持っている力はこんなものじゃないと思う。観ている人にワクワクしてもらえる球を投げたい」。素質を開花させ、来季は「じゃない方」の佐藤とは呼ばせない。(金額はすべて推定)

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2021年11月21日のニュース