ヤクルト高津監督 青木のV打は「気持ちで押し込んだヒット」 高橋完封は「鍛えてきた成果がきょう出た」

[ 2021年11月21日 21:25 ]

SMBC日本シリーズ2021第2戦   ヤクルト2―0オリックス ( 2021年11月21日    京セラD )

<日本S オ・ヤ(2)>完封勝利の高橋(右)をハグで迎える高津監督。左は青木(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは2―0でオリックスに競り勝ち、衝撃的な逆転サヨナラ負けを喫した開幕戦から対戦成績を1勝1敗の5分に戻した。

 試合後、勝利監督インタビューに臨んだヤクルトの高津臣吾監督(52)は「きのうもそうですけれども、そんなにたくさん点は取れないと思っていたので、ロースコアのスコアを果たしてどうやって先に点を取ってどう守り抜くか。そういうことばっかり考えていました」とまずは感想を口にした。

 前夜の開幕戦は2点リードで突入した9回、守護神マクガフが1死も取れずに3失点してサヨナラ負けという衝撃的な幕切れ。「きのうの負け方がちょっと気になったものですから」という指揮官だったが「でも、きょうは切り替えてね、また新しいゲームを選手みんながしっかりといい形で入ってくれたんじゃないかなと思います」と総括した。

 先発左腕・高橋奎二投手(24)は5回まで毎回安打を打たれながらも宮城との投手戦に一歩も引かず、6回以降は無安打に抑えて日本シリーズ初登板初先発でプロ初完投初完封。「ちょっと立ち上がりはバタバタしたところもあったんですけれども、よくここまで投げました。よくここまで投げれるようになりましたね。ずっと鍛えてきた成果がきょう出たのかなと思います」と成長著しい左腕を評価した。

 5回まで完全投球に抑えられていた相手先発左腕・宮城大弥投手(20)から8回に青木宣親外野手(39)の中前適時打で先制点を奪った場面については「決して当たりは良くはなかったですけれども本当に気持ちでといいますか、本当にこう…力強く、気持ちで押し込んだヒットだったと思います」とベテランの一打を喜んだ高津監督。「あす移動日を挟んでね、東京に帰れますんで。また違った展開、違った球場でね、新たなゲームを迎えたいなと思います」と意気込んだ。

続きを表示

野球の2021年11月21日のニュース