投のスーパー1年生は大阪桐蔭・前田!救援で圧巻6回2安打10K 花巻東・佐々木に「負けていられない」

[ 2021年11月21日 14:20 ]

明治神宮野球大会 第2日 高校の部2回戦   大阪桐蔭8―4敦賀気比 ( 2021年11月21日    神宮 )

<明治神宮大会 大阪桐蔭・敦賀気比>2番手として登板した大阪桐蔭・前田(撮影・河野 光希)
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 圧巻の投球だった。大阪桐蔭の1年生左腕・前田悠伍が3―4の4回から救援。5回には3者連続三振を奪うなど走者を二塁にすら進めず、6回2安打1死球で2桁10三振を奪い、鮮烈な全国デビューを飾った。

 「準備はできていた。自分の投球ができた。素直にうれしいです」

 5回、世代を代表する敦賀気比の4番・上加世田頼希(2年)に対しては自己最速にあと1キロと迫る144キロをたたき出し、6回1死二、三塁では同点の左犠飛を放って打点もマーク。非の打ち所のない活躍で、観客の度肝を抜いた。西谷浩一監督も「神宮のマウンドは硬いと聞いていたが、前田は1球目から順応していた。頼もしかった」とたたえた。

 20日には同じ1年生の花巻東・佐々木麟太郎が高校通算48号を放ち、大きな話題を呼んだ。打のスーパー1年生が佐々木なら、投は間違いなく前田だ。互いに決勝まで勝ち進めば激突する。「実際に生で見たことはありませんが、同じ1年生なので、対戦することになったら負けていられない」と背番号14。現世代最初の全国大会で、いきなり夢の対決が実現するか。

 ◇前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身の16歳。古保利小2年から高月野球スポーツ少年団で野球を始め、6年時にオリックスJr.選出。高月中では湖北ボーイズに所属。1年時にカル・リプケン12歳以下世界少年野球日本代表として世界一を経験。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。1メートル79、75キロ。左投げ左打ち。

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