オリックス・宮城 無念…8回に初失点許して降板 日本シリーズの「最年少記録」更新できず

[ 2021年11月21日 20:27 ]

SMBC日本シリーズ2021第2戦   オリックス―ヤクルト ( 2021年11月21日    京セラD )

<日本S オ・ヤ(2)>8回2死一、二塁、青木に先制タイムリーを浴びた宮城。左は生還した西浦 (撮影・森沢裕)
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 オリックス・宮城大弥投手(20)が、21日の「SMBC日本シリーズ2021」の第2戦に先発し、8回途中5安打1失点で降板した。

 5回までは1人の走者も許さない完全試合ペース。6回1死から初安打を浴びて、1死一、二塁の先制ピンチを背負ったが、塩見、青木と上位打線を封じて無失点で切り抜けた。中盤もヤクルトの先発・高橋との息詰まる投手戦で一歩も引かなかったが、8回に暗転した。

 8回1死から、西浦にこの試合初となる四球を許すなどして、2死一、二塁のピンチを背負うと、青木に中前に運ばれて先制点を献上。ここで中嶋監督は継投を選択し、2番手の吉田凌にマウンドを託した。吉田凌は一、三塁から山田を空振り三振にしとめて、追加点は与えず、宮城は112球の熱投で、7回2/3を1失点となった。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは、チームが3連勝で勝ち抜いたため、第4戦で先発予定だった宮城は登板なし。今回が自身ポストシーズン初登板で見事な投球を見せていたが、8回に力尽きた。

 高卒2年目シーズンの今季は23試合に登板し13勝4敗、防御率2・51。勝利数、防御率ともに同僚の山本に次ぐリーグ2位という堂々たる成績を残し、シリーズ2戦目のマウンドを任された。

 日本シリーズの初登板で先発勝利を挙げれば、戸川一郎(南海)の20歳6カ月を更新する20歳2カ月での史上最年少記録となったが、夢はついえた。

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