巨人CSファーストS突破率100％先勝！菅野が7回無失点！4番・丸が気迫ヘッスラ！ウィーラー大暴れ！

セCSファーストS第1戦   巨人4―0阪神 （ 2021年11月6日    甲子園 ）

6回2死一、二塁、ウィーラーは2点適時二塁打で生還した坂本は先発の菅野（左）とグータッチ（撮影・森沢　裕）
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　セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ（CS）のファーストステージ（S、3試合制）が開幕し、シーズン3位の巨人が2位の阪神に4―0で完勝しファーストS下克上突破に王手をかけた。

　エース菅野が4回までパーフェクトな立ち上がりを見せ、7回散発2安打無失点の快投でチームを引っ張った。

　打線も4番・岡本和が不在の不安を吹き飛ばした。今季16イニング得点がなかった阪神先発・高橋から5回に丸の気迫のヘッドスライディングやウィーラーの来日7年目初となる送りバントでチャンスをつくると、7番・吉川が“巨人キラー”高橋のカットボールをうまく中前に運び大きな先制点を奪った。阪神・高橋から今季21イニング目で初得点となった。

　6回には坂本が2死無走者から左前打で出塁。続く丸が四球で2死一、二塁とし、5回に先制点を呼ぶ犠打を決めたウィーラーが中前に2点適時打。8回にもウィーラーの2打席連続適時打が飛び出し4点をリードした。

　8回はデラロサが無失点。9回はビエイラが四球2つと代打・大山の安打で2死満塁のピンチを背負うと一発出れば同点の場面で畠に交代。畠は代打・原口を三塁ライナーに仕留め4―0で初戦を制した。

　巨人のCSは19年に続き13度目。ファーストSからは18年以来6度目となり、突破率は60％となっている。初戦は過去3勝2敗で、3勝全てで突破。逆に初戦を落とした11、16年はともに2戦目に勝利するも、3戦目を落とし敗退している。