日本ハム新指揮官 求む!新庄チルドレン「どんどん目立って、個性を出していい」

[ 2021年11月6日 06:00 ]

日本ハム・新庄監督
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 日本ハムの新庄新監督が合同取材に応じ、自身の現役時代のように話題を振りまくと同時に有言実行する「新庄チルドレン」の誕生を熱望した。性格が明るい杉谷拳士内野手(30)や清宮幸太郎内野手(22)ら候補者は多数。チーム強化のために多くの改革をもくろむ指揮官は、さっそく「バラエティー出演査定」の導入も示唆した。

 野球選手は目立ってナンボ。現役時代からそれを体現してきた新庄監督はナインに「どんどん目立っていい。個性を出していっていいと思う」と一人でも多くの「新庄チルドレン」の誕生を願った。

 現役時代にさまざまなパフォーマンスでファンを魅了してきた指揮官には、真面目なコメントを発する現在の選手らに物足りなさを感じており「強制させてもいいかなと思う。野球だけじゃないですよ、プロ野球は」と力説。監督就任前に全国各地で「日本ハムの選手を知ってますか?」と聞いて回ったことも明かし「一人も挙がってこない。3、4人出てきたら全国区。そうしたら実力が上がるということだからチームも上の方にいっていますよ」と力を込めた。

 チーム屈指の知名度を誇るのが杉谷だ。毎オフにテレビ朝日系「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の「リアル野球BAN」などに出演。指揮官も「杉谷君。あれがいいんですよ」と評し「まずは目立ってレギュラーを獲ったら給料もボン!球団はそういう評価をする。3割、20盗塁なら一気に(年俸)7000万、1億。バラエティーに出ていない選手が同じような成績でも、そんなに上がらない」とバラエティー出演査定の導入も示唆した。

 大胆発言の裏には自身の苦しい経験に基づく親心がある。「(引退後に)お金を稼ぐのは本当に大変。(現役時代に)もっと稼いでおけばよかったと思う。日本ハムでプレーしている子と来年ウーバーイーツで会いたくない。“お前、ウーバーイーツしとっとや”は嫌だから」と新庄監督。まずは自身も選手も話題先行で注目を集め、チームを強化する。(東尾 洋樹)

 《仰天公約!全員1回は1軍》監督就任会見から一夜明け、新庄監督は、この日も自身のSNSなどでファンに向けて情報を発信。ツイッターには「僕と一緒に戦って行く 選手全員を1回は あの大歓声の1軍のグランドに 立たせる事をここで約束します」(原文まま)などと記した。積極的に1、2軍の入れ替えを行って競争意識を植え付け、発展途上の選手に大舞台を経験させながら戦力アップを図る。

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2021年11月6日のニュース