セパCS“同時刻”大盛り上がりの“9回裏ドラマ”第2戦ロッテ同点で迎えた場合の「9回裏」は?

[ 2021年11月6日 21:00 ]

クライマックスシリーズ ファーストステージ第1戦 ( 2021年11月6日 )

9回1死二塁、サヨナラ適時二塁打を放ちガッツポーズする佐藤都志也(中央)と下を向く楽天の鈴木大地(撮影・白鳥 佳樹)
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 セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(S、3試合制)が開幕し、パ・リーグはシーズン2位のロッテが、セ・リーグは同3位の巨人が先勝しファーストS突破にそれぞれ王手をかけた。

 17時10分。パ・リーグは2位ロッテが1点を追う8回にエチェバリアの“バット放り投げ弾”で追いつき、4ー4の「9回裏」1死二塁から代打・佐藤都志也が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。

 17時11分。セ・リーグは3位・巨人の菅野が7回まで散発2安打無失点の快投。8回もデラロサが無失点に抑え、4―0で迎えた「9回裏」。ビエイラが四球2つと代打・大山の安打で2死満塁のピンチを背負うと甲子園のボルテージはMAXに。一発出れば同点。巨人はビエイラに代わり畠がマウンドに。阪神は代打・原口。畠の2球目127キロのスライダーを強振。痛烈な当たりだったが打球は三塁手の正面を突き、甲子園はため息のゲームセット。

 ネット上ではほぼ同時刻でシビれる展開となった「9回裏」のワードで盛り上がりを見せ「ドキドキした」「劇的な瞬間間に合った」「9回裏だけは楽しませて頂いた」「手に汗握る熱い試合」など、セ・パCS開幕戦は数々の名勝負や悲劇を生んできたプロ野球の“9回裏ドラマ”が話題になる一戦となった。

 また楽天ファンとみられる声の中には「明日、明後日も同点で9回裏を迎えた場合やるんだよね?悲しい守備を」といった意見も。ファーストSは3試合制で1勝1敗1分けで並んだ場合はシーズン上位チームが勝ち上がるため、明日のロッテ―楽天は、仮に9回表終了時に同点だった場合はロッテの1勝1分け以上が確定しロッテの突破が決まる。この事象を指してのつぶやきとみられるが、もしこの9回表終了時に同点だった場合、規定によってコールドゲームとなり9回裏の「悲しい守備」は行われない。第2戦も「9回裏」から目が離せない。

 ≪CS開催事項・コールドゲーム≫ ステージ勝ち上がりが確定した時点でコールドとなる。後攻チームが王手をかけ、9回先攻チームの攻撃終了時に同点の場合は、9回裏の攻撃は行わない。また、9回裏の攻撃中に後攻チームが追いついた場合、その時点でコールドゲームとなる。

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