巨人・原監督2万人超“伝統の一戦”全集中1勝「そんなにお客さんを見る余裕はそうそうないけれど…」

[ 2021年11月6日 18:22 ]

セCSファーストS第1戦   巨人4―0阪神 ( 2021年11月6日    甲子園 )

8回2死一、三塁、左前適時打を放ったウィーラー(中央)を迎える原監督(左から2人目)(撮影・平嶋 理子)
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 セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(S、3試合制)が開幕し、先発したエース菅野智之投手(32)の快投でシーズン3位の巨人が2位の阪神に4―0で完勝しファーストS下克上突破に王手をかけた。

 敵地・甲子園での“伝統の一戦”には久しぶりに2万人を超える観衆が駆け付けた。その中でエース菅野が快投し、坂本、丸の中軸に加えて吉川やウィーラーの活躍もあり4―0の完勝。原監督は「もちろん我々はファンあってのプロ野球ではある、これが一番ではあるんですけど、やっぱりプレーボールがかかるとね、一球、一打、(一挙手)一投足という形で、そこに集中しているんでね。えー、なんと言ったらいいかな(笑い)。そんなにお客さんを見る余裕はそうそうないけれど、今そうやって聞くとね、非常にいい方向にね、世の中は移りつつあるというふうに思います」と歴戦の名将ですら勝負の初戦に集中していて甲子園の大観衆に意識がいかなかったという“意外”な事実を明かしつつも、新型コロナウイルスの感染者が減少し、マスクをしつつも戻りつつある日常に感慨深げだった。

 ≪ファーストS突破率100%≫ 巨人のCSは19年に続き13度目。ファーストSからは18年以来6度目となり、突破率は60%となっている。初戦は過去3勝2敗で、3勝全てで突破している。

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