阪神・矢野監督 敵将・原監督見て闘志メラメラ!ファイナルS進出かけ激突「テンション上がってきた」

[ 2021年11月6日 05:30 ]

鳴尾浜での練習試合を見つめる矢野監督
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 敵将の姿を目の当たりにし、阪神・矢野監督の闘志が燃えたぎった。CSファーストS前日の共同会見。薄いアクリル板を隔てた真横に、原監督がいた。ファイナルS進出をかけ、宿敵と激突する。その短期決戦を前に、改めて挑戦者として挑む決意を明かした。

 「会見とかやったらちょっとテンション上がってきた。やっぱり原さんを見たりね。そういうので変わってくる。選手のみんなも始まるぞっていうところから、グッと上がってくるかなというふうに感じています」

 すでに気持ちのスイッチは戦闘モードに入った。相手は巨人。今季対戦成績は13勝9敗3分けだった。実に07年以来14年ぶりにシーズン勝ち越しを決めたが、百戦錬磨の敵将が率いる地力十分のライバルだ。また、2勝先取の短期決戦となれば第1戦の勝敗がカギを握る。だからこそ「挑戦」の姿勢で臨む。

 「一番は失敗を恐れないというのがタイガースの野球。やっぱり挑戦して行くこと。そういうところから突破口が開けたり、粘って行ける。何とか粘って粘って、最後までもつれさせた中で、スアレスまでつなぐという野球をしていきます」

 会見では高橋に“開幕投手”を託すことを公表し、打のキーマンには近本を指名した。チーム一丸による総合力で第一関門の突破を狙う。「今すぐ日本シリーズを考える割合は少ないけど、その(CS)先には、もちろんそこ、というのは考えています」。宿敵撃破の先にはヤクルトとの雪辱戦も控える。そして、その後には…。日本一の夢も決して諦めない。矢野阪神の挑戦が、再び幕を開ける。(山本 浩之)

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