佐々木朗希、大役果たした6回1失点 最速159キロで毎回の10K 「毎球、毎球が勝負球のつもりで」

[ 2021年11月6日 18:35 ]

パCSファーストS第1戦   ロッテ5ー4楽天 ( 2021年11月6日    ZOZOマリン )

<CS1ロ・楽1>5回2死二塁で浅村と真っ向勝負、三振に切った佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5-4で破って先勝した。あす7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

 4ー4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちで、15年のCSファイナルS第1戦から続いた連敗を7で止めた。

 投げては先発の高卒2年目右腕・佐々木朗は6回4安打1失点10奪三振と力投。初回にプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発。2回に自らの失策で先制を許したが、3回以降は無失点と力投した。CSでの2ケタ奪三振は2019年のソフトバンク・千賀以来10人目(14度目)。

 06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1カ月を抜き、史上最年少となる20歳0カ月でCS先発勝利はならなかったが、チームはサヨナラ勝ち。瞬間はベンチを飛び出して喜び「良かったです。初戦が大事だと思ったで、チームが勝ったのでうれしかったです」と振り返った。

 CS開幕投手の大役を託され「そこまで特別な感じはなかったですけど、球場の雰囲気自体はものすごく緊張感がありました」と空気をひしひしと感じていた様子。初回から159キロをマークしたが「いつも通り投げました。いつもと同じ感覚で。いいコース行っていたし、指にかかって三振も取れて、そういったところは良かったかなと思います」と手応えを口にした。

 3番・浅村から3三振と完璧に封じ「浅村さんは本当にすごいバッターなので、カウント取りに行ったりするとやられてしまうので、毎球、毎球が勝負球のつもりで投げた」と話した。

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