巨人・菅野智之「何とか勝ち進んで和真が打席に入る姿が見たい」突破率100%先勝呼ぶ魂の7回無失点

[ 2021年11月6日 17:53 ]

セCSファーストS第1戦   巨人4―0阪神 ( 2021年11月6日    甲子園 )

初戦を制し、原監督(右から2人目)と並んでナインを迎える菅野(撮影・大森 寛明)
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 セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(S、3試合制)が開幕し、先発したエース菅野智之投手(32)の快投でシーズン3位の巨人が2位の阪神に4―0で完勝しファーストS下克上突破に王手をかけた。

 絶対エースが4回までパーフェクトな立ち上がりを見せた。配球に関して「真っすぐ、カーブ、フォークっていうあんまりやらない攻めだったんですけど、うまく中盤、終盤っていうふうにスライダーやカットボールが生きた」と阪神打線に的を絞らせない圧巻のピッチングで7回98球散発2安打無失点とチームを引っ張った。

 試合前まで巨人戦16イニング無失点だった相手先発の高橋との投げ合いには「投手戦を覚悟していたので、いい流れをつくることができた」と笑顔で汗を拭った。

 この日登録を外れた岡本和が不在の打線ではウィーラーが3打点の活躍。「彼が打つとチームも盛り上がりますし、投手戦の中で彼が口火を切ってくれたので盛り上がった」と先制につながる来日7年目初バントも決めるなど大暴れした陽気なムードメーカーを称えた。

 そして岡本和については「本人が一番つらい思いをしていると思いますし、ここまで来られたのは間違いなく和真のおかげなので、何とか勝ち進んで、彼が打席に入る姿を見たいなと思っています」と阪神、ヤクルトを倒してのCS突破の先にある日本シリーズを見据えた。

 前日には「体も休めることができたので万全の状態。(球数は)全く意識しない。120球投げても中3、4日は覚悟してます。チームの誰一人日本一(になる)ということに疑いはない。なんとか勝ちたい」とフル回転を誓っていた絶対エースが下克上での日本一をつかむまで腕を振り続ける。。

 ≪ファーストS突破率100%≫ 巨人のCSは19年に続き13度目。ファーストSからは18年以来6度目となり、突破率は60%となっている。初戦は過去3勝2敗で、3勝全てで突破している。

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