楽天 CSファーストS第1戦サヨナラ負け…リリーフ陣崩れファイナルS進出へ“崖っぷち”

[ 2021年11月6日 17:16 ]

パCSファーストS第1戦   楽天4―5ロッテ ( 2021年11月6日    ZOZOマリン )

<CS ロ・楽>8回2死、エチェバリアにソロ本塁打を許して肩を落とす松井(撮影・白鳥 佳樹)
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 「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日に開幕し、3位・楽天がファーストS第1戦で2位・ロッテに4―5と敗戦。4―3とリードした8回、復帰初戦となった松井裕樹投手(26)が5番手として登板するもエチェバリアに痛恨の被弾。同点に追いつかれると、9回は宋家豪投手(29)がサヨナラ打を浴び4―5と敗れた。

 先発の則本昂は1点リードの3回、1死から荻野貴に右前打を許すとマーティンに四球を与え、中村奨には投強襲の内野安打で1死満塁のピンチ。ここでレアードに左翼へ2点適時打を浴び逆転を許す。さらに1死一、三塁から安田に左犠飛を打たれ3点目を失った。それでも4回1死三塁のピンチをしのぎ、追加点は与えず。4回6安打3失点で降板となった。

 打線は3回1死二、三塁のチャンスを作るも浅村が第1打席に続き見逃し三振に倒れ、続く島内は四球を選ぶも鈴木大も空振り三振に倒れ追加点ならず。5回にも岡島が2打席連続の二塁打を放ち、2死二塁とするも浅村が空振り三振に倒れ無得点。6回も無得点に終わり、佐々木朗を攻略出来ずに終わった。

 しかし7回、この回から登板した2番手・国吉が制球を乱し3四球などで2死満塁のチャンスを作ると4番・島内が打席へ。満塁からの登板となった3番手・唐川の初球、真ん中に入ってきたカットボールを捉え左中間を破る走者一掃の逆転3点適時二塁打。リーグ打点王の勝負強さを見せつけ、ロッテ先発・佐々木朗の白星を消した。

 すると8回のマウンドには故障明けの松井裕樹投手(26)が5番手として登板。今季24セーブを挙げていた松井だったが、8月下旬に右太腿痛で登録抹消。結局レギュラーシーズンに戻ってくることはできなかったが、大一番で復帰。先頭の中村奨を捕飛に打ち取ると、レアードも空振り三振に仕留め2死。順調に抑えられるかと思われたが、途中出場のエチェバリアに同点ソロを被弾。真ん中高め146キロのストレートを完璧に捉えられ、左翼スタンドまで運ばれた。

 9回は6番手の宋家豪投手(29)が1死二塁から佐藤にサヨナラ打を浴び敗戦。チームはファイナルS進出へ2連勝するしかない状況に追い込まれた。

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