九州大会開幕 海星は福岡第一に逆転サヨナラで初戦突破

[ 2021年11月6日 20:12 ]

高校野球秋季九州大会   海星5―4福岡第一 ( 2021年11月6日    鹿児島県平和リース )

<海星・福岡第一>喜び合う海星ナイン
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 来春センバツの参考資料となる大会が開幕し、1回戦4試合が行われた。海星(長崎1位)は福岡第一(福岡2位)に5―4で逆転サヨナラ勝ち。9回に2点差を追い付き、途中出場の村上輝(ひかる)外野手(2年)が中前に決勝打を放った。

 9回2死三塁。背番号13の村上は中前にサヨナラ打を放つと、一塁ベースを回って雄叫びを上げた。チームメートから祝福され「今までやってきたこが報われた」と涙した。

 加藤慶二監督から真面目にコツコツ取り組む姿勢を評価され、県秋季大会の準々決勝からベンチ入り。8回に代打で登場し、県大会後から取り組むノーステップ打法で中前に安打を放ち、勢いに乗った。加藤監督は2安打1打点の村上の活躍に「涙が出るほどうれしかった。技術じゃなくて、人がやるんだなと思った」としみじみ話した。

 村上の兄・流星も海星出身で19年夏に甲子園に出場して活躍。その姿を現地で観戦して入学を決めた。9日の準々決勝で有田工を下せば16年以来のセンバツ出場にグッと近づく。この日はチームで3失策と守備のミスが目立っただけに、村上は「守り勝つ野球をして(打撃では)チームで徹底している逆方向の意識を持って戦いたい」と話した。

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2021年11月6日のニュース