ソフトバンク・中谷 1軍生き残りへ「しがみつきたい」23打数7安打の絶好調男 残り2戦で当確決める

[ 2021年8月7日 05:30 ]

<ソフトバンク>笑顔で練習をする中谷(撮影・中村 達也)
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 後半戦の1軍を懸けたサバイバルは佳境を迎えた。阪神からトレード移籍したソフトバンクの中谷将大外野手(28)は6日、ペイペイドームで行われた全体練習に参加。生き残りに向け、熱い胸中を打ち明けた。

 「1日1日がアピールだと思う。しっかり結果を残して、まずは1軍にしがみつきたい」

 この日は小久保ヘッドコーチが見守る中、フリー打撃で60スイング。柵越えは3本だったが、逆方向に鋭い打球を連発した。同コーチからはフォームのアドバイスなど熱血指導を受け、「自分のものにしようとやっている。(発見が)いっぱいある」と目を輝かせた。エキシビションマッチはここまで全7試合に出場し23打数7安打、1本塁打、3打点。打率・304と猛アピールが続いている。

 地元・福岡出身。本拠地での活躍に、恩師らから連絡が来るという。「見てくれている人のためにも頑張って良いところを見せたい」。17年は133試合に出場し、自己最多20発を放った右の大砲。地元復活への思いは強い。

 負傷離脱中のグラシアルの代役として中谷のほか、新加入のアルバレス、4年目のリチャードも争っている。工藤監督は「期待以上の働き。有力な3人であるのは間違いない」と高評価した。

 残された舞台は9日から再開する広島2連戦。中谷がラストスパートをかけ、1軍に滑り込む。(福井 亮太)

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2021年8月7日のニュース