長嶋茂雄氏「見ていた私も感動」「歴史を刻んだ」 脳梗塞から17年…ミスターの悲願も達成

[ 2021年8月7日 22:24 ]

東京五輪第16日 野球・決勝戦   日本2ー0米国 ( 2021年8月7日    横浜スタジアム )

東京五輪開会式 聖火のトーチキスを行う(左端から)王貞治さん、長嶋茂雄さん、松井秀喜さん
Photo By 代表撮影

 アテネ五輪野球日本代表監督の長嶋茂雄氏(85=巨人終身名誉監督)が7日、野球界悲願の金メダルを獲得した侍ジャパンを祝福した。

 「日の丸を背負って戦うことは思う以上に責任を感じるものです。そのプレッシャーをはねのけ、チーム一丸となって、勝利をつかんだ侍ジャパン。見ていた私も感動しました。日本の野球に新たな歴史を刻んだと思います。おめでとう」

 アテネ五輪監督ながら、大会直前の04年3月に脳梗塞で倒れた。本戦での指揮がかなわず、チームも銅メダルに終わった。長嶋氏にとっても、金メダルは悲願である。

 日本開催の今回、開会式の聖火リレーでは愛弟子の松井秀喜氏に支えられ、盟友の王貞治氏とともに歩みを進めた。4日の韓国との準決勝前には稲葉監督に激励の生電話を行った。亡き亜希子夫人と出会ったのが64年の東京五輪。薄れることのない五輪への思い、野球への情熱を胸に、57年の時を経て運命の瞬間を迎えた。

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2021年8月7日のニュース