侍・鈴木誠 プロとして五輪「4代目」4番打者 本領発揮を

[ 2021年8月7日 05:30 ]

侍ジャパンの鈴木誠
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 【この数字に注目!】7日の野球決勝で、日本は五輪初の金メダルを懸けて米国と戦う。日本の4番打者・鈴木誠也は、準々決勝の米国戦で特大の本塁打を放ったものの、今大会通算は15打数1安打1打点とまだ実力を発揮できていない。

 通常は「よんばん」と読む「4番」を野球やソフトボールでだけは「よばん」と読むように、日本の野球においては特別な打順だ。プロが参加して以降の五輪では00年シドニーが中村紀洋、04年アテネが城島健司、08年北京が新井貴浩と、いずれも全試合で固定されてきた。鈴木誠はプロとして五輪「4代目」の4番打者になる。

 最終戦で4番の活躍といえば04年、カナダとの3位決定戦での城島がいる。初回にV打となる先制2ランを含む3安打4打点。11―2の大勝で銅メダル獲得に大きく貢献した。別大会ではあるが、19年のプレミア12で、やはり全試合4番を任された鈴木誠は3戦連発。大会打撃3部門トップでMVPに輝いている。

 東京出身、東京五輪の決勝で4番を打つ。これ以上は考えられないくらいの重圧も、最後にはきっと力に変えてくれるはずだ。

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2021年8月7日のニュース