【五輪野球出場国戦力分析 ドミニカ共和国】メジャー実績十分の強力打線、カブレラが中心

[ 2021年7月20日 05:30 ]

ジャイアンツ時代のカブレラ
Photo By ゲッティ イメージズ

 実績ある元大リーガーがそろい、破壊力ある打線が看板だ。2番が有力なカブレラは00年代後半に松井秀の同僚としてヤンキースでも活躍し、メジャー通算1962安打。米大陸予選で3番を打ったJ・バティスタは344本塁打で10年に54本、11年に43本で2度の本塁打王に輝いている。

 1番のボニファシオはメジャー通算166盗塁で足があるリードオフマンタイプ。4番には元巨人でメジャー48本塁打のフランシスコが座り、上位打線でビッグイニングを狙ってくる。メンバーを見ると野手13人中、実に7人が両打ち。中南米のチームらしく、下位打線もいやらしさがある。

 投手はNPB経験組が中心か。巨人からメルセデス、サンチェスと先発ローテーションの両輪を選出。特に手術明けのメルセデスは今季6度の先発で5勝1敗、防御率2・31と好調で簡単な相手ではない。元中日の43歳左腕バルデスの老かいな投球も警戒が必要だ。
 6月下旬の最終予選では決勝でベネズエラを下し、最後の切符を手にした。予選からの流れで最も乗っているチームともいえ、その勢いも脅威となる。

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