ソフトバンク・今宮 打率・207で悲壮決意「簡単には出られない」 体重増量で巻き返し誓う

[ 2021年7月20日 05:30 ]

<ソフトバンク練習>守備練習でジャンピングキャッチを試みる今宮(撮影・岡田 丈靖)
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 ケンタの夏、増量の夏――。ソフトバンクの今宮健太内野手(30)が19日、福岡県筑後市のファーム施設で行われた練習後、報道陣に対応。五輪ブレーク中にシーズン中に減ってしまった体重を増やし、前半戦で不調だった打撃の向上につなげたいと語った。

 今月15日に30歳になった今宮は危機感を募らせていた。「プロで12年やってきていますが、ここから先は一年一年が勝負。この成績でも前半戦は使われてはいたが、後半戦は牧原(大)らいろんな人が帰ってきますし、簡単には出られない。試合の中でいいところを見せないと」。前半戦は78試合の出場で打率・207。12年のレギュラー定着以降、前半終了時は15年の同・204がワーストだが、それに次ぐ不調だった。

 「打つ方が全然良くなかった。もっと確率を上げて、使いやすい選手になりたい」。改善すべき点は分かっている。「(体の)開きが早かったり、上半身ばかりで打撃をしようとしている。しっかり下半身で打つ。この期間でトレーニングを続けているので、強くしたい」。上下のバランスを整えるべく、下半身を強化中だ。

 しっかりした土台を築き上げるため、体重増にも努める。今季は例年より3キロ減の75キロで開幕を迎え、73キロまで落ちた。「ここまで減っちゃいけない、減り過ぎているのでしっかりと鍛える」。体重と打率をともにアップさせ、Bクラスからの逆転Vに貢献する決意だ。 (井上 満夫)

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2021年7月20日のニュース