阪神・藤浪が先発に再転向 “本業”で「精いっぱい頑張りたい」 矢野監督逃げ切りVへ勝負の配置転換

[ 2021年7月20日 05:30 ]

気合の入った表情でノックを受ける阪神・藤浪(撮影・大森 寛明)
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 阪神の藤浪晋太郎投手(27)が先発に再転向することが19日、決まった。矢野監督が明言した。前半戦は最大8あった2位・巨人とのゲーム差が2まで縮まって終了。再び宿敵を突き放し、逃げ切りVを決めるための勝負の配置転換だ。もともと先発志望の右腕も後半戦での活躍を誓った。

 悲願のリーグ優勝への勝負手となるかもしれない。先発への再転向が決まった藤浪は、これまでのキャリアの大半を積み重ねてきた“本業”での本領発揮を誓った。

 「今シーズンは先発で始まって、成績を残すことができず、中継ぎをやらせてもらっていましたが、先発をしたいというのは自分の希望でもあるので、精いっぱい頑張りたい」

 プロ9年目で初の開幕投手を任され、3月26日ヤクルト戦で5回5安打2失点。勝ち負けは付かなかったが、先発ローテーションの1番手としてスタートしたシーズンだった。ただ、先発した5試合は2勝1敗ながら、課題の制球難が露呈。4月23日DeNA戦で4回0/3を2安打4失点、7四死球と乱れ、翌24日に登録抹消。6月4日に中継ぎ要員として1軍復帰していた。

 「去年も経験はあったので、目新しさはなかったですが、配球面もそうですし、いろいろ勉強できることはありました」

 シーズン中に中継ぎ転向を挟んで、先発復帰したのは昨季同様。昨季は復帰後の3試合、計15イニングを自責0で終え「中継ぎ経験効果」を感じさせた。1球、1球の力の入れ方や配球は、先発と中継ぎでは違う。今季は残り59試合だけに、先発でも中継ぎ時のような全力投球で初回から飛ばしていく投球も可能になる。

 矢野監督が期待するのは、優勝を目指す上での前半戦からの上積みだ。「まだ俺らは完成されたチームじゃないから、プラスアルファというのは絶対に必要。“このままでいい”で勝たせてくれるほど甘くない。そのプラス要素は晋太郎が頑張るのか、及川が頑張るのか」。前半戦最後の5試合は先発投手に白星がなく、チームも1勝4敗と停滞気味。投手陣の起爆剤として、ポテンシャル抜群の藤浪と、若い及川の先発転向を決めた。

 練習再開2日目のこの日はランニング、ノックなどで汗を流した藤浪。再調整期間を有効に使い、先発投手として「第2の開幕」へ万全に仕上げる。(山添 晴治)

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