巨人「阿部軍」3チーム競合の丸を引き当てた!下克上へ強運で“先勝” 21日対抗戦へドラフト

[ 2021年7月20日 05:30 ]

ジャイアンツ球場で行われた3チーム対抗戦のドラフト会議(球団提供)
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 巨人は、21日に東京ドームで行う3チーム対抗戦のドラフト会議を川崎市のジャイアンツ球場で開催。「元木軍」「阿部軍」「二岡軍」を率いる3監督の思惑が交錯した。

 「一言で言えば“下克上”でいきたい」。力強く宣言したのは阿部2軍監督だ。1位指名で3チーム競合の丸を引き当てて満面の笑み。会議は球団公式インスタライブで配信され、画面越しに「頑張ろう」と呼び掛けた。五輪出場の坂本、球宴参加組の岡本和らが不在の中、丸は「3チーム競合の名に恥じない活躍ができるように」。2巡目以降の指名では中山、秋広、育成の喜多と1軍経験のない新人3人を獲得。フレッシュな顔触れで宣言通りの下克上を狙う。

 元木ヘッドコーチは外れ外れ1位で小林を指名。1軍経験豊富な選手をそろえ、小林も「元木監督を男にします」と力強い。2巡目では二岡3軍監督と競合した大城を引き当て、92年ドラフトで松井秀喜を引き当てた長嶋茂雄終身名誉監督のガッツポーズを再現。「ミスターの末裔(まつえい)と言ってください」と笑いを誘った。二岡軍は湯浅や松原といった俊足をそろえ、機動力を生かした攻撃に期待だ。

 発案者である原監督は「新しい戦力を発掘したい。真剣勝負でいくことをお願いする」と期待。若手、ベテランが入り乱れての戦い。勝負の行方はいかに。(田中 健人)

 ≪表、裏に中加え7回制で実施≫対抗戦は表、裏に中を加えた7回制で実施。抽選の結果、「先攻」は元木軍、「中攻」は二岡軍、「後攻」は阿部軍。各イニングごとに攻撃→守備→待機の順番で回り、事前に決められた投手と対戦する。例えば、初回表は先攻・元木軍が攻撃。後攻・阿部軍が守備に就き、中攻・二岡軍は待機する。ユニホームは阿部軍が白のホーム、二岡軍がグレーのビジター、元木軍が2つを組み合わせて着用する。

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