侍・村上“ムネタカ”なる誠也との4番談義 理論吸収へ「部屋にお邪魔しました」

[ 2021年7月20日 05:30 ]

強化合宿初日

鈴木誠(左)らと外野ノックを受ける村上(撮影・森沢裕)
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 侍ジャパンの村上は前夜、宿舎の廊下を歩いていた。手にはバット。鈴木誠の部屋の前で止まり、ドアをノックした。

 「いろんな人にいろんな話を聞けるようにと思って、部屋にお邪魔しました」。熱い野球談議。普段からiPadで他の打者の打撃映像を見て参考にする研究家だが、もちろん鈴木誠も対象の一人だ。「打撃の話もしましたし、いろいろと」。絶好の機会。動画ではなく、生で大先輩の打撃理論を吸収した。

 鈴木誠は4番最有力だが、村上も候補の一人である。4番談議の終わりには「とにかく楽しもうぜ」と言われ「一緒に楽しくできればなと思います」。強化合宿初日を控え、21歳の最年少侍は有意義な時間を過ごした。

 練習では稲葉監督から直接指導を受けた。居残りでのティー打撃。途中、指揮官が近づき、左股関節付近を指さしながら助言を送られた。「体重移動とか、構えているときの感じを言っていただきました。頑張るぞ、という感じです」と糧にする。

 フリー打撃では41スイングで8本の柵越え。それでも高みを目指すスラッガーは「今は状態が悪いので、何とか大会に合わせて状態を上げられるように、試行錯誤しながらやりたい」と本番を見据えた。(川手 達矢)

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2021年7月20日のニュース