エンゼルス・大谷 球宴疲れ?5打数無安打 メジャーで自己ワースト4三振

[ 2021年7月19日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス9ー4マリナーズ ( 2021年7月17日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>4回2死、大谷は空振り三振に倒れる(撮影・沢田 明徳) 
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は17日(日本時間18日)、マリナーズ戦でメジャー自己ワーストに並ぶ1試合4三振を喫し、5打数無安打に終わった。4打席連続三振と9回までの4三振は、いずれもメジャー初。フル稼働した球宴の疲労も懸念されている中、18日(同19日)の同カードで5試合ぶりの一発が飛び出すか。

 チームの快勝をよそに、大谷のバットは精彩を欠いた。ジョー・マドン監督は「最初の投手(菊池)はタフな左投手。少し引っ張りにかかっていた」と分析した。

 花巻東の3学年先輩にあたる菊池との今季2度目の対決。前回対戦では一発を浴びせたが、この日はリベンジを食らった。初回はスライダーで遊飛。2回は3球連続スライダーで追い込まれると、外角95マイル(約153キロ)直球で見逃し三振。4回は再びスライダーで空振り三振を喫した。15球中、12球がスライダーという徹底した攻めに屈した。右腕と対戦した6、8回は空振り三振に終わった。

 一部米メディアからは、本塁打競争と投打同時出場のオールスター戦による疲労を懸念する声も上がった。近年は本塁打競争が後半戦の不振の一因になると指摘されるケースもある。指揮官は「何も心配していない。明日になれば良くなるだろう。中堅から逆方向へ少し意識を持てば良くなる」と強調。大谷らしい豪快なアーチで不安を払しょくしたい。(柳原 直之)

 ≪4打席連続三振は初≫大谷がメジャーで1試合に4打席連続三振と9回までの4三振を喫するのは初めてで、4三振は19年8月30日のレッドソックス戦以来2度目。延長15回を戦い、8打数無安打だった同戦では、10回の6打席目で4個目を記録した。日本ハム時代には1度、15年6月19日のソフトバンク戦で4打席連続の4三振を喫した。

続きを表示

2021年7月19日のニュース