ドラフト候補の玉野商工・長谷川 8回4失点ながら3回戦で散る プロ志望届を提出へ

[ 2021年7月19日 20:29 ]

岡山大会 3回戦   玉野商工3―4関西 ( 2021年7月19日    倉敷マスカットスタジアム )

<岡山大会3回戦 玉野商工ー関西>先発し8回4失点で敗戦投手となった今秋ドラフト候補左腕の玉野商工・長谷川
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 最速145キロを誇る今秋ドラフト候補左腕の玉野商工・長谷川康生投手(3年)が散った。春夏合わせ計21度の甲子園出場を誇る関西相手に9安打を浴びながら8回4失点と粘ったものの、3、6回の各2失点はいずれも2死からだった。

 「気持ちで負けた。大事な場面で甘く入って一本打たれた。自分のせいで負けた。悔しいのが一番」

 小学6年時にはタイガースJr.入りし中学時代もヤングリーグの全国大会で2度の優勝を経験。進学に際しては多くの強豪校から誘いを受けたが、父・史将氏の恩師である角田篤敏監督が指揮を執る、野球では無名の公立校を選択した。

 1年時からベンチ入りし同年夏の岡山大会では無安打無得点試合を達成。スーパー1年生として騒がれた。1年秋からエースナンバーを背負い、2年秋には自己最速となる145キロを計測するなど常に重圧の中で成長を遂げてきたが、最後の夏も強豪の壁を越えることはできなかった。

 「ここに来たのは間違いじゃなかった。精神面でも成長できた」

 今後に関してはプロ志望届を提出することを明言。「チームを勝たせられる投手になりたい」と理想を掲げ、次のステージに向かう。

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2021年7月19日のニュース