元巨人監督・堀内さん「今回の判断は違うんじゃないか」 米子松蔭ナインに「試合が出来るチャンスを」

[ 2021年7月19日 14:19 ]

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が19日、自身のブログを更新。高校野球の春季鳥取大会を制した米子松蔭の学校関係者に新型コロナウイルス感染者が出たため、17日に同校が第103回全国高校野球選手権鳥取大会への出場を辞退したことに関して「どうか、彼らが出る道を試合が出来るチャンスを探してあげて欲しい」と訴えた。

 「鳥取県 米子松蔭高校硬式野球部 主将 西村虎之助くんのTwitterとやらを教えてもらった」と書き出した堀内さんは「学校関係者から1名新型コロナの陽性反応が出たということで予選を辞退することになり戦わずして甲子園出場の夢が絶たれてしまったと。しかし、その学校関係者は野球部の関係者じゃないという」と改めて経緯に触れた上で「第一試合だったから試合開始までに保健所が開いていなかったからとか耳にしたけれど聞けば聞くほど今回の判断は違うんじゃないかと」と対応を疑問視。

 「どんなことにもルールはあるにせよ規則だからと言って四角四面のような堅物な態度で辞退にさせるとか。子供たちの夢と人生がかかっているんだからもっと柔軟に対応してあげないと。どうか、彼らが出る道を試合が出来るチャンスを探してあげて欲しい」とした上で「そして彼らだけじゃなくもし同じような境遇の学校があれば同じように考えてあげて欲しい。俺は声を上げることしか出来ないが大人たちが諦めずにやれるところまで柔軟に模索して欲しい。なにとぞ、よろしくお願いします」と続けた。

 同校野球部・西村主将は18日に自身のツイッターへ「僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」と投稿。堀内さんはブログの最後にこのツイッター全文を貼り付けている。

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2021年7月19日のニュース