明桜の風間球打「礼儀」「謙虚」「感謝」家訓通りの投球 対戦相手リスペクトしガッツポーズはなし

[ 2021年7月19日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権秋田大会準々決勝   ノースアジア大明桜4-3秋田 ( 2021年7月18日    こまちスタジアム )

<ノースアジア大明桜・秋田>苦しみながらも完投勝利のノースアジア大明桜・風間(右から3人目)は捕手・中井とグラブタッチで喜ぶ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 【Hero's File】風間家には3つの家訓がある。「礼儀」「謙虚」「感謝」だ。

 「謙虚」。明桜では速球を武器に1年春から活躍。だが、慢心はない。1学年先輩の右腕・長尾光(現BC埼玉)らの背中を追い「自分は真っすぐばかりだったので、変化球を先輩方から学んだ」と謙虚に腕を磨く。

 「感謝」。コロナ下の昨夏、甲子園大会は中止で秋田の独自大会で優勝。「3年生の分まで戦っている。投げられることに感謝している」とこの日も観戦した先輩の思いも込めて戦っている。

 「礼儀」。試合終了の瞬間、ガッツポーズは見せなかった。忘れない相手へのリスペクト。野球以外でも「あいさつに気をつけている」と話す。

 故郷を離れても金言を守り、進化し続けている。(アマ野球担当・柳内 遼平)

続きを表示

2021年7月19日のニュース