これが大阪桐蔭の主将!池田V撃「先輩たちの思いも背負って」快勝発進

[ 2021年7月19日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権大阪大会2回戦   大阪桐蔭9ー1大院大高 ( 2021年7月18日    南港中央 )

<大阪桐蔭・大院大高>6回、大阪桐蔭・池田は左前適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 甲子園を目指せなかった前主将の思いを胸に、結果で日本一への決意を示した。大阪桐蔭の主将で「3番中堅」で先発した今秋ドラフト候補の池田陵真が3回1死三塁から先制の決勝中前打を含む3安打2打点。快勝発進の原動力となった。

 「チームに勢いをつけられる打撃をしようと思っていました」

 大阪大会開幕前日の15日に昨季主将を務めた薮井駿之裕(現大商大)が大東市のグラウンドを訪れ「(全部員)61人、束になって戦うように」と激励された。17年の主将だった福井章吾(現慶大)から代々受け継がれる白い打撃手袋は、秋季大会からずっとかばんにしのばせる。「先輩たちの思いも背負って戦おうと思いました」。

 3日の高知との練習試合では154キロ右腕の森木大智に4三振を喫したが、その日のうちに練習で修正。翌4日の東海大相模との練習試合では選抜優勝投手の石田隼都から2本塁打を放ち、状態を上げて大会に臨んだ。

 この日は左翼、中堅、右翼と広角に3安打。「日本一を獲りにいこうと思っています」。大阪大会は昨秋から無敗。「特別な夏」の頂点へ池田が先頭に立つ。(北野 将市)

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2021年7月19日のニュース