巨人・戸郷「こんな雨にもかかわらず…」 打線の援護と阪神園芸に感謝 リーグ単独トップ7勝目

[ 2021年6月19日 17:51 ]

セ・リーグ   巨人6―2阪神 ( 2021年6月19日    甲子園 )

<神・巨11>7勝目を挙げた戸郷は7ポーズ(撮影・後藤 大輝)
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 巨人の戸郷翔征投手(21)が阪神戦(甲子園)に先発登板。7回9奪三振の6安打2失点と好投し、リーグ単独トップとなる今季7勝目(3敗)をマークした。

 昨季3勝1敗だった阪神戦での今季初登板。初回に主砲・岡本和の右犠飛で先制したもらった戸郷だったが、その裏、近本、中野の1、2番コンビに連打されていきなり無死一、二塁のピンチ。続くマルテの平凡な左飛で走者2人にタッチアップを許して二、三塁とされると、大山への内に入ったスライダーを右前適時打されて1―1の同点に追いつかれた。だが、初回に140キロ前後だった直球が2回以降は140キロ台後半からMAX151キロまでスピードを上げ、2回から5回まで4イニング連続で無失点。6回には外角高めスライダーを佐藤輝に17号ソロとされたが、打線の援護もあって7回を2失点で投げ切った。

 戸郷は「初回からちょっと危なげなピッチングでしたけども、何とか2点で抑えられて良かったなって思います」と試合後の第一声。奪った9三振は全て空振りだったが「ちょっと振らせる感じで僕もやっていこうと思っていたので、それが実行できて9奪三振につながったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 降雨のため試合開始が18分遅れたが「こんな雨にもかかわらず、いいマウンドを作っていただいたので、その中でいい結果が出て僕自身はとても良かったなと思います」とグラウンド整備を担当する阪神園芸に感謝した戸郷。打線は4回に大城の6号ソロで勝ち越すと、6回には坂本の復帰後初アーチとなる8号ソロで2点リード。戸郷が7回を投げ切った直後の8回には丸にもバックスクリーンへの5号ソロが出てリードが広がったが「坂本さんはじめいろんな野手の方に助けてもらって僕もこうやって勝ちがついているので、とても感謝して次にしっかりとつなげられるように頑張りたいと思います」と力強かった。

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