【雄星と一問一答】今季4勝目「2回から良いリズムで投げられた」 30歳に「みんなにびっくりされる」

[ 2021年6月19日 16:18 ]

ア・リーグ   マリナーズ5ー1レイズ ( 2021年6月18日    シアトル )

7回4安打1失点の好投を見せた菊池雄星投手(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(30)が18日(日本時間19日)、シアトルでのレイズ戦で今季13度目の先発登板。初回、2本のヒットで一死一三塁のピンチを迎え、4番ディアスの遊ゴロで先制点を許し、なおも四球を出すなど、不安定な立ち上がり。2回も2度3-2のカウントになり、一つ四球を出した。しかし3回から7回は、昨季のア・リーグチャンピオンを圧倒。球速もイニングを重ねるごとに上がり、6回はこの日の最速98・1マイル(約157・8キロ)をマークした。味方打線は1回裏レイズ先発のワカに対し6本のヒットを連ね4点の援護。3回も1点を追加。菊池は7回を投げ4安打3四球6奪三振、1失点。球数は103球。試合は5対1でマリナーズが勝ち、菊池は今季4勝目。前日の6月17日が誕生日だが30歳初めての試合で好投を見せた。防御率は3・46。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――投球のリズム良かった。
 「初回はテンポが悪いなと思い、制球に苦しんだ。遊撃手のJPがすごいプレーを何度もしてくれたので打たせて取ろうと、バックを信じて、2回から良いリズムで投げられた」

――JP・クロフォードの守備について。
 「僕ら普通の人間ができないようなアスリートの動きをしてくれる。投げていても彼のプレーを見るのが楽しみ」

――走者が出ても落ち着いて投げられている。
 「何かを変えたわけではない。自分のボールに自信を持っているのがすべて。4つの球種を全て使って抑える自信がある」

――投げるテンポが早い。
 「テンポを早くしようという意識はないが、フォームに迷いがあるとどうしてもテンポが悪くなり、考える時間が増えてしまう。今は迷いなく打者にアタックできている」

――フォームに迷いがなくなったのは。
 「オフシーズン、同じフォームで11月から投球練習を始めて週に4回くらいブルペンに入った。オフに良い取り組みができたから、シーズンに入ってフォームに迷うことなく打者と対戦できている」

――監督がオールスター候補だと言っている。
 「難しいですね。今は1試合1試合集中して投げるだけ。ただ監督は1年目に悩んでいたときに、監督室に毎試合呼んでくれて、必ずそういう(オールスター)投手になれるからと励ましてくれた。その期待に応えたい」

――30歳になった。
 「30歳になったよというと、みんなにびっくりされる。本当か、23歳じゃないのかと。それくらい気持は若いです」

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2021年6月19日のニュース