清原和博氏「1日中頭痛。毎日悪夢を見る」睡眠障害の苦しみ告白も…息子たちのユニホーム姿が支えに

[ 2021年6月19日 22:58 ]

清原和博氏
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 元プロ野球選手の清原和博氏(53)が19日、自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」を更新。うつ病である現在の状況を語るとともに、2人の息子が野球をする姿に「勇気をもらった」と明かした。

 今月16日、同チャンネルに「うつ病に悩む全ての人達へ60分の激白【前編】」を投稿し、「ちょっとうつの状態が悪くなってきまして」「重度の睡眠障害で入院を勧められた」と現状を語った清原氏。この日は「後編」を公開し、現在の睡眠時間について「短くて1時間、よく寝て2時間から3時間。それが毎日です」と告白。「1日中頭痛がしている。発想が頭から湧いてこない。毎日悪夢を見る」と苦しみを口にした。

 そんなつらい日々を支えているのは「5年前の寝たきりの状況に戻りたくない」という思い、そして息子たちの存在だという。清原氏が「ギリギリまで追い詰められていた」と感じていたとき、長男で慶大1年生の正吾内野手が神宮球場で公式戦デビュー。清原氏は今月1日、初めてベンチ入りした長男のユニホーム姿をスタンドで見守ったが「それを見た瞬間に“あっ、やっぱ頑張ろう”って。あれですごい勇気をもらった」。一時は「野球をしたことも悔やんだ」というが、長男と高校1年生の次男がともに野球の道を選んでくれたことがうれしく、「自分も頑張らなきゃアカンな」と大きな力をもらったという。

 YouTubeで2回に渡ってうつ病の現状を赤裸々に告白した清原氏だが、きっかけになったのは女子テニスの大坂なおみだった。大坂が「うつ」に苦しんできたと明かしたことで「救われた」と感じたといい、「うつ病で苦しんでいる方に、自分が今体験していることを伝えることによって“清原も同じように苦しんでいるんだな、俺も頑張ろうかな”と絶望の淵にいる人が思ってくれたらこんなにうれしいことはない」。苦しみながらも誰かの力になりたいという思いを明かしていた。

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2021年6月19日のニュース