広島・林 またまた猛打ショー!出場19試合で早くも3度目 読みハマった3回満塁走者一掃

[ 2021年6月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島7―4DeNA ( 2021年6月18日    東京D )

<D・広(9)>3回無死満塁、林は走者一掃の左適時二塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 広島・林のバットが、玉村の初勝利をアシストした。連続押し出し四球で2点を勝ち越した3回はなおも無死満塁。浜口が投じた3球目の甘いスライダーを、見逃さなかった。

 「四球が2つ続いていた。甘い球が来るのではないかと思って打席に入りました」

 左中間を真っ二つに破った打球は、塁上の走者を全て迎え入れる3点二塁打。相手左腕の乱調につけ込み、試合の主導権を握ることに成功した。2回の左前打、7回の右前打を合わせて今季出場19試合目で3度目となる3安打猛打賞。固め打ちの秘けつを「1本出てもあまりガツガツいくのではなくて、1、2本目と同じように入ろうと思っている」と冷静に分析した。

 交流戦中盤は苦しんだ。プロ初の3番に抜てきされた8日ソフトバンク戦からの4試合は15打数1安打。「1回どうすればいいか分からなくなった」。2軍で指導を受けてきた東出打撃コーチから、LINEで助言を仰ぎ足元を見つめなおした。12日のスタメン落ちを経て、復帰した13日オリックス戦からは復調。これで3試合連続マルチ安打となった。

 「しっかり毎試合毎試合必死にやることは変わらない。その中で自分のものを出していければと思います」

 玉村が2年目なら、林は3年目。若い力が巻き返しの原動力となる。 

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2021年6月19日のニュース