大阪桐蔭 先発全員安打&全員打点で16-0の圧勝V 新4番・花田が場外弾含む3安打4打点の大暴れ

[ 2021年5月17日 05:30 ]

春季高校野球大阪大会 決勝   大阪桐蔭16-0近大付 ( 2021年5月16日    シティ信金スタ )

<近大付・大阪桐蔭>2回無死一、三塁、大阪桐蔭・花田はフェンス直撃の適時二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 大阪で決勝があり、大阪桐蔭が近大付に16―0で圧勝し3年ぶり12度目の優勝。桜宮―関大北陽の3位決定戦はグラウンドコンディション不良のため中止となり両校3位となった。京都で優勝した京都国際と大阪桐蔭の2校を加え、22日から滋賀・皇子山で開催される近畿大会出場の8校が出そろった。

 最後まで力を緩めることはなかった。大阪桐蔭は21安打を放ち16得点。先発全員安打&打点の猛打の中で象徴的な活躍を見せたのが4番を打つ花田旭。7回2死一塁から左翼場外弾を放つなど3安打4打点と暴れ回った。

 「(本塁打は)インコースを狙っていました。打った瞬間にいったと思いました」

 4打数1安打だった今春選抜では6番打者だったが、今大会から4番に座る。踏み出す左足を本塁寄りから投手寄りに変えたことで、内角への対応力が上がった。身長1メートル86でリーチが長く外角球にもバットが届く。3安打は全て内角球を捉えた。「1、2回戦で打てなくて仲間からプレッシャーをかけられたけど、最近は4番の仕事ができていると思います」とはにかんだ。

 春季大阪大会決勝での16点差勝利は、89年近大付19―3上宮に並ぶ最大得点差。それでも西谷浩一監督は「まだまだ課題はある」と満足感はない。全国制覇に向け、まずは選抜で敗れた智弁学園も出場する近畿大会で圧倒的な勝利を目指す。(北野 将市)

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2021年5月17日のニュース