九産大が春7連覇 最速151キロ右腕の渡辺が胴上げ投手

[ 2021年5月17日 19:41 ]

福岡六大学野球春季リーグ   九産大4―1九共大 ( 2021年5月17日    福工大 )

<九産大・九共大>胴上げ投手になった渡辺
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 1敗も許されない状況から九産大が16日、17日と連勝し、逆転優勝を飾った。春のリーグ戦は7連覇(昨年は新型コロナウイルスの影響で中止)。春秋通算43度目の優勝になった。

 九産大はリーグ戦初先発の最速149キロ右腕の楠本宏武投手(2年)が毎回ランナーを出すものの、5回6安打1失点と粘り強い投球。「要所要所で力強いボールを投げられた。最少失点でいけたのが良かった」と話した。2番手は前日の16日に2失点完投勝利を収めた最速151キロ右腕の渡辺翔太投手(3年)。「アドレナリン全開だった」と力強い直球を武器に4回2安打無失点。9回2死では北九州高校時代の1学年後輩の荒牧海人外野手(2年)を「きょう一番のベストボールだった」と直球で右飛に抑え胴上げ投手になった。

 大久保監督は楠本の先発起用に「投手コーチの神武コーチの推薦があった」と説明。「よく5回まで投げてくれた」と評価。このリーグ戦で5勝をマークした渡辺については「殻を破ってくれればと思っていたけど、半分ぐらい破れた感じですね」と話した。
 6月7日開幕の「全日本大学選手権」に出場する。初戦は近畿学生野球連盟代表と対戦する。指揮官は「まずは初戦。ひとつ勝って東京六大学と対戦したい」と語った。

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2021年5月17日のニュース