ヤクルト・奥川 6回1失点好投も2勝目目前でお預け、ライバルのロッテ・朗希と同日登板も

[ 2021年5月17日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―2中日 ( 2021年5月16日    バンテリンD )

<中・ヤ>力投する先発の奥川(撮影・椎名 航)
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 ヤクルト・奥川は好投したものの、2勝目はお預けとなった。6回7安打1失点で勝ち投手の権利を得て交代。「立ち上がりから納得いくボールを多く投げられた。先発の役割を果たせた」。ベンチから勝利を祈ったが、9回に追いつかれて引き分けに終わった。

 星稜3年時に高校日本代表でU18W杯をともに戦い、デビューしたロッテ・佐々木朗と同日登板。「目の前のことにいっぱいだったので、相手の中日さんに勝つことだけ考えました」。プロ初のビジター登板に向けて調整を工夫した。食事のタイミングなどを、なるべくホームと同じになるようなタイムスケジュール。「いつも通り」が実り、直球は1軍では最速となる152キロを計測した。プロ最多の88球を投げ、150キロ以上は15球で力強い直球を軸に7三振を奪い、無四球だった。

 「間違いなく試合ごとに成長を感じます」と高津監督。佐々木朗ら同年代の活躍を奥川は「刺激になりますし、負けていられないと思う」。世代の先頭を走るため、日々成長する。(青森 正宣)

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2021年5月17日のニュース