【秋山と一問一答】バットで逆転勝利に貢献「ヒットがまとまって出て良かった」

[ 2021年5月17日 09:55 ]

ナ・リーグ   レッズ7―6ロッキーズ ( 2021年5月16日    デンバー )

8回に中前適時打を放ったレッズ・秋山(AP)
Photo By AP

 レッズの秋山翔吾外野手(33)が16日(日本時間17日)、デンバーでのロッキーズ戦に「6番・左翼」で今季3度目のスタメン出場。メジャー初の1試合3安打を放った。

 相手投手はロッキーズ先発右腕センザテーラ。第1打席は2回1死三塁のチャンスに96マイル(約154キロ)の直球を叩き、ワンバウンドで高く跳ね上がる遊撃内野安打で今季初打点。第2打席は5回先頭0―1から91マイル(約146キロ)の直球を左前打。第3打席は中飛に倒れたが、第4打席は8回2死一、二塁のチャンス。3番手右腕ローレンスに対し、2―2から81マイル(約130キロ)のスライダーを打ち返し中前適時打。4打数3安打2打点で、打率は・286まで上がった。1試合2打点もメジャー初。秋山はクアーズ・フィールドでの4連戦で6安打をマークした。試合はレッズが7―6と逆転勝ちした。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――昨日は守備、今日はバットで勝利に貢献。
「ヒットがまとまって出て良かった。最終的にはあの展開でも試合に勝ててよかった」

――8回に追い上げの適時打。
「簡単には追われないなという気持ち。スライダー2球で追い込まれたので、アウトになるにしてもチームの士気が下がらないようにと思っていた。うまくコンタクトできてよかった」

――太腿裏のケガで休んでいたが、今日のような内野安打で全力疾走している。
「戻ってきてから、痛いだのなんだのと言うつもりはない。外野に運べるヒットを打てればそうはならないんですけど、ああいう内野安打も僕の一部。できる限り全力疾走で、体が持つように準備していきたい」

――5回に送球で失策があった。
「試合に負けたら、僕のせいだと思っていた。チームが踏ん張ってくれて感謝しています」

――勝率5割に戻った試合で勝利に貢献できた。
「守備がなければ、貢献できたと、気持ちよく終われていたんでしょうけど、ああいうのはあってはいけない。昨日の今日で、守備が大事だとわかった上で、マイナスにしたことが心に残っている。バットで返したというより、チームメイトに踏ん張ってもらって、貢献したというより救ってもらったという気持ちです」

――このあとシンシナチに戻って初めて地元ファンの前でプレーする。
「ちゃんとプレーヤーとして認識されているかどうかというところもあるので。行ってみて空気を感じて、グラウンドに立ったときにどんな感想になるのかなと。良いプレーで心地よい歓声に聞こえるようにしたい」

――猛打賞で、コンディション的にも上がってきているのか。
「今日出ただけですから。続いている感覚ではない。1カ月半、他の外野手はずっと良いところで打ったりしているのを見ているので。ずっと使うかというとわからない。でもそこで名前も上がってこないと、休ませたい選手を休ませられない。今日みたいな試合でも、1打席のときでも、なにがしかで存在感を出せるようにやっていきたい。身体のコンディションは良いんですけど、1カ月前とは試合の出ている感じ、身体の動かし方も変わってきている。そこはケアしていきたい」

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月17日のニュース