エンゼルス・大谷“無制限”キャンプイン!指揮官期待「準備は万全。本当に楽しみ」

[ 2021年2月18日 05:30 ]

キャンプ施設を訪れ、新型コロナウイルスの検査を受けたエンゼルス・大谷
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 大リーグは17日(日本時間同日深夜~18日未明)にフロリダ、アリゾナ両州でキャンプイン。メジャー4年目に投打の二刀流で復活を期すエンゼルス・大谷翔平投手(26)はアリゾナ州テンピでバッテリー組として始動する。チームの集合日となった16日(同17日)には、ジョー・マドン監督(67)が大谷の順調な調整ぶりを高く評価した。

 キャンプインを翌日に控え、大谷について問われたマドン監督は冗舌だった。「準備は万全だ。本当に良いオフを過ごし、良い状態をつくり上げてきた。本当に楽しみ」。大きな期待をにじませた。

 指揮官は大谷のオフの練習を映像で確認。「ビデオで見たが、投球練習では本当によく腕が振れていた。95マイル(約153キロ)以上出ていた」と目を細めた。この日、大谷は新型コロナの検査を受けるなど、球団施設の滞在は10分ほど。駐車場で会話を交わしたマドン監督は「彼は今、凄く自信を持っているように見えた」と話した。

 18年9月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた大谷は、2シーズンぶりに投手復帰を果たした昨季、右肘付近の故障を発症し登板は2試合のみ。打者としても19年10月に受けた左膝手術の影響で打率・190、7本塁打と低調だった。しかし、今年は新人王に輝いた1年目の18年以来3年ぶりに、キャンプに万全な状態で臨める。

 二刀流の真価が問われる4年目。今季の投球回数を制限するかについて問われると、マドン監督は「今は考えていない」と明言。リミッターを解除したフル回転に向け、大谷が準備を進める。(テンピ・笹田幸嗣通信員)

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