阪神・青柳「楽しみ」、18日DeNA戦でドラ4栄枝と初バッテリー「どういう配球してくれるか」

[ 2021年2月18日 05:30 ]

<阪神宜野座キャンプ>西勇(右)とシートノックを見つめる青柳(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 先輩として懐の広さを見せる。阪神の青柳が、18日のDeNA戦に先発。ドラフト4位・栄枝(立命大)に配球を一任する考えを明かし、自らの引き出しを増やすつもりだ。

 「久々に実戦で投げるのでしっかり投げられたらいいなというのと、キャッチャーが栄枝と聞いて、それが楽しみ。固定観念なしに、どういう配球をしてくれるかが僕の気づきになると思う」

 実戦では初となる後輩とのコンビに不安どころか、学びを求める。2年連続で規定投球回に到達している右腕。進化を求めるあくなき向上心は全開だ。首を振って“自分本位”の投球を展開することもしない。「球種を伝えるので固定観念なく。昨年までの僕を知らないですし、栄枝なりの配球してもらって結果ゼロだったらいい。その中で気づくことがあれば打たれてもいいかなと思う」。真新しいキャンバスに新人捕手の描くプランが自らにひらめきを呼び込むかもしれない。マウンドにどっしり構え、腕を振るつもりでいる。

 自身初の対外試合予定だった14日の広島戦は試合前の豪雨で中止。今やチーム内外に浸透する「雨柳」ぶりを発揮してからの仕切りなおしの一戦は、雨予報ではないが、矢野監督が「天気は気をつけておけよ」と笑いを誘ったように、寒さが想定される。そんな中、フレッシュなコンビ結成で“熱い投球”を展開する構えだ。

 「実力に年(齢)は関係ないので、しっかりやってくれると思います。栄枝なりに考えて。気づかされること、何か一つでもあればいいと思う」。自らの結果は度外視し、背番号50は最後まで“男気”をにじませた。(遠藤 礼)

 《栄枝「イメージできている」》ドラフト4位の栄枝は、対外試合では初の先発マスクをかぶる。コンビを組む青柳について「ブルペンで2回ぐらい受けてイメージはできている。サイドハンドで打ちにくい投手なんで自分の配球を生かせたらいいなと思いつつ、抑えてくれるんじゃないかと思っています」と先輩を頼りにした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月18日のニュース