中日・福留 頭文字「F」にかたどられた竜 端々に感じる古巣への強い思い

[ 2021年2月18日 09:00 ]

竜をかたどったローマ字で「Fukudome」と記されているすね当て
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 14年ぶりに古巣に復帰した中日・福留孝介外野手(43)は、復帰後初実戦に予定していた17日の2軍練習試合・沖縄電力戦が未明に降った雨によるグラウンドのコンディション不良で中止。百戦錬磨のベテランも天気には勝てなかった。

 球界最年長は「竜の福留」として07年以来のキャンプを過ごし、当時、一緒に戦った藤井や山井だけでなく、親子ほど年の離れた高卒ルーキーの土田や2年目・石川昂にも積極的に声をかけるなど、気配りを見せている。

 復帰戦にあたり、ぜひとも見てほしいのが端々に感じ取ることができる古巣への強い思いだ。バッグをはじめ、すね当てや肘当てなどの野球道具に施されている「Fukudome」の刺しゅう。目を凝らすと、頭文字の「F」には竜がかたどられている。ブランドアンバサダーを務めるミズノ社によると、中日に復帰が決まってから福留と相談し、デザインが決定したという。

 新たな復帰戦は、20日の阪神との練習試合(北谷)が濃厚となった。昨年まで在籍していたチームと対戦するのは神様のいたずらか、偶然か。

 今季から背負う背番号「9」は、07年まで中日で付けた「1」と阪神時代の「8」を足した数字とも言われる。竜党も虎党もベテランのバット以外にも注目してほしい。(記者コラム・徳原 麗奈)

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2021年2月18日のニュース