日本ハム・ドラ1伊藤 高校の先輩、楽天・マー君に「駒苫魂」見せる!20日練習試合で救援登板へ

[ 2021年2月18日 05:30 ]

室内で練習を行った日本ハムの伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 20日の楽天との練習試合(金武)に救援登板する日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、駒大苫小牧の先輩にあたる楽天・田中将大投手(32)にあいさつ代わりの快投を誓った。先輩も同じ試合で先発し、注目の国内復帰登板を果たす。まだ面識はないが、尊敬する先輩と同じマウンドに上がるだけに対外試合初登板で存在感を示す覚悟だ。

 これは野球の神様が与えたプレゼントか。伊藤の対外試合初登板は、駒大苫小牧への入学を決めた憧れの先輩・田中将と同じマウンドとなった。

 「もしかしたらあるかな、くらいには思っていた。そういう巡り合わせってあるんだな。姿で示せるものもある。(後輩だと)認識してもらいたい」

 駒大苫小牧では、相手に気迫で立ち向かう強い気持ちが伝統だった。伊藤も田中将同様、打者に向かう気持ちが持ち味の投手だ。田中将の2学年上の主将だった佐々木孝介監督から強い気持ちで投げるように高校時代から指導されており「駒苫では“気持ちで負けるな”というのはずっと言われていた。それだけはずっと忘れず、どんな時でも思っている」という。

 「駒苫魂」を前面に押し出して臨む一戦。「高校3年間、学んだこととして今のスタイルがある。それをしっかりプロ野球選手として飾らずやり続けていけるかどうかというのがこれから大事になってくる。そこがなくなったら選手としても大したことのない選手になってしまう。そういうのは大事にしていきたい」。田中将、伊藤ら、歴代のエースが受け継いできた魂を持ってマウンドに上がる。

 互いに登板前で、あいさつのタイミングは難しそうだが「チャンスがあればお話ししたい。(田中将の投球も)いろんな角度から見てみたい。自分のためになる時間にもできたら」とどん欲な姿勢を見せる。願ってもないチャンス。先輩の目に留まる快投を狙う。(東尾 洋樹)

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2021年2月18日のニュース