中畑清氏 阪神打線、寂しいなあ…今こそ原点回帰でボールにしがみつけ

[ 2020年8月21日 05:45 ]

セ・リーグ   阪神0‐2巨人 ( 2020年8月20日    東京D )

<巨・神(10)>3回終了後、円陣を組む阪神ナイン(撮影・椎名 航)
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 【中畑清 視点】寂しいなあ、阪神打線。淡々と凡打の山を築くだけで、工夫がない。円陣を組んだら何かしら徹底したチームの方針が見えてくるはずなんだけど、それも伝わってこない。もがき苦しむ姿すらも見えないんだよね。

 今日は日本テレビの「野球脳サバイバルナイター」という番組で打者一人一人の結果を予想しながらの観戦だったけど、阪神でヒットを予想して当たったのは8回、代打・上本の中前打1本だった。

 DeNA監督時代、打線が落ち込んだときは選手に「下を向くな」と言って、一塁への全力疾走を徹底させた。ラミちゃんにも言ったよ。この日の阪神、ボーアは3三振に四球だったけど、サンズは8回の右飛で全然走っていなかった。

 今こそ原点回帰。みんなが同じ気持ちになって、ボールにしがみつくことだ。どんな打球でも一塁まで必死に走る姿をファンに見せてほしい。

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