DeNA・ピープルズ、来日4戦目で初勝利!“和の心”で5回1失点、チーム救った

[ 2020年8月21日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA10-1広島 ( 2020年8月20日    マツダ )

<広・D(11)>来日初勝利を挙げたピープルズ(右)はウイニングボールを手にラミレス監督とポーズ
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 左腕には「武」の文字が刻まれている。マイナーリーグでプレーしていた3年前に「武士道」にひかれて入れたものだ。今季から戦いの場に選んだ日本の地で、DeNA・ピープルズが4試合目で初勝利を手にした。「勝つことができるのは、うれしいこと。ここから何度も勝っていきたい」とほほ笑んだ。

 直球の最速は146キロながら、精度の良いチェンジアップやスライダーなどを効果的に使って打たせて取った。5回3安打1失点。外国人枠の関係から登板機会が限られていたが、約1カ月ぶりの1軍マウンドで「非常に楽しむことができました」と躍動した。

 映画で見た「侍」の存在にも興味を寄せる1メートル96の大型右腕。「米国は細かいことは気にしない傾向。日本の侍の生き方に興味がある」。和の心を持ち合わせる新助っ人が、今永と平良の左右の両輪が離脱したチームの苦境を救い、3カードぶりのカード勝ち越しに導いた。(町田 利衣)

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