ソフトB 鬼門ZOZOの悪夢…7番手・椎野、暴投幕切れ 2度のリード守れず

[ 2020年8月21日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-5ロッテ ( 2020年8月20日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ6>10回、ワイルドピッチでサヨナラ生還し喜ぶ鳥谷(左)の横でぼう然とする椎野(撮影・長久保 豊)
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 まさかの幕切れだった。4―4の延長10回2死一、二塁。ソフトバンクの7番手・椎野が代打・佐藤にフルカウントから投じた6球目フォークが引っ掛かり、暴投に。二塁走者の鳥谷が生還し、今季3度目のサヨナラ負けを喫した。ロッテに同率首位で並ばれ、工藤監督は「何とかという思いが野手、投手からも伝わってきていたが、最後の最後のところが難しい。最後を締めるのがいかに大変か。長いことやっているが、もう一度骨身に染みました。僕自身も読めない展開だった」と振り返った。

 2度のリードを守れなかった。4回までに2点を奪い主導権を握ったが、5回から登板した松本が7回に中村奨、安田にソロを浴び同点とされた。「笠谷がいい形でつないでくれたので何とか抑えたかった。申し訳ない…」と松本。延長10回に栗原の2点右前打で勝ち越したが、直後にマウンドに上がった泉が先頭から2四球を許した。三ゴロ併殺で2死一塁としたが、マーティンに同点2ランを許し、あとアウト一つが取れなかった。

 昨季2勝10敗と大きく負け越したZOZOマリン。今季も2敗1分けと“鬼門”となっている。あまりにも痛い逆転負け。それでも工藤監督は「負けたものは戻って来ない。明日も試合はある。切り替えて倍返しだと思うくらいやっていくしかない」と前を向いた。

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2020年8月21日のニュース