広島 合わせて44歳“若鯉”バッテリーでG倒 5勝目の新人・森下「勝つことに意味がある」

[ 2020年8月21日 21:28 ]

セ・リーグ   広島7―5巨人 ( 2020年8月21日    マツダ )

<広・巨>5勝目を挙げ両手を広げて声援に応える森下 (撮影・奥 調)
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 広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(22=明大)が巨人戦(マツダ)に先発登板。8回5安打1失点と好投し、チームの連敗を3で止めるとともにチーム単独トップとなる今季5勝目(2敗)をマークした。森下は巨人戦2度目の登板で初勝利。また、この試合で規定投球回に到達して防御率2・14とし、菅野(巨人)の1・51に次いでリーグ2位に躍り出ている。

 「とにかく勝つってことを意識してマウンドに上がりました」という森下。「野手のみんなに打ってもらったので安心して投げることができました」と初回に一挙5点先取した打線に何より感謝した。バッテリーを組んだ1学年下の坂倉将吾捕手(22)はその初回、2点を取った場面で待望の今季1号となる右越え3ラン。坂倉は「森下さんの援護点になって良かったです」とコメントを残したが、森下は「ピッチングのことも考えてくれていた。あそこで打ってくれて本当に頼りになります」とし「若手で頑張っていけたらいいなっていうふうに思ってます」と言い切った。

 自身のこの日の投球内容に関しては「しっかりと相手バッターに向かっていけたので本当に良かったと思います」と振り返った森下。前回登板した14日の阪神戦(京セラD)では9回を2安打無四死球12奪三振でプロ初完投初完封勝利したが、この日は2試合連続完投かと思われた8回でマウンドをおりた。「後ろにフランキー(フランスア)だったり、抑えの選手がいるので任せようかなというふうに思っていました」とチームメートを信頼していたという22歳。7月31日の巨人戦初登板(東京D)では5回2失点だったが、黒星を喫していただけに「勝つことに意味があると思うので、これから投げる試合しっかり勝てるように頑張りたいと思います」と最後まで頼もしかった。

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2020年8月21日のニュース